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2016年3月2日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区六本木

琥珀

あの「楽観」があの「場所」に戻ってきた!

創業当時を思い出す。やや素人っぽい手つきで、はにかむような笑顔の店主。夢は「ラーメンで世界進出」とでかい。でも、そんな夢も最近は十分に道が開かれつつある。当初のスープは旨味が十分出ているけれど粗さがあって、それでも(それだから)人を惹きつける魅力があって行列になってしまった。あの狭い路地に行列が出来てしまったのでクレーム続出。店主は立川へ避難した格好で移転。しかし、着々と力を付け、グループ4店舗を展開。(楽観は3店舗)そして5店舗目が創業の地、西麻布のしかも創業した同じ場所へ戻ってきた。

以前と違うのは店名。「楽観NISHIAZABU GOLD」。立川の店は「楽観(青)」「楽観(赤)」とあり、色シリーズ展開。「GOLD」というところに店主の想いがあるような。味は創業当時のメニュー「琥珀」一本だった。(特製はある)

創業当時の粗っぽさが目立つやんちゃだった「琥珀」も少し大人になり、行儀良く旨味もまとまり、もちろんちゃんとおいしくなっていた。そして店主もこちらに立つ。昼のみ営業なので夜は近くの「アルス南青山」に立つ。実に働き者だ。

日本で十分な活躍をしているわけだが、そのことが「夢の海外」へ近づいたのか、それとも遠のいたのか?でも、食べてあげることでその夢への後押しが少しは出来るのではないかと思う。ただし、この場所は殺到するとまた前回のような問題が生じてしまうので、そっと食べに行きましょう!

お店データ

楽観西麻布

楽観西麻布

東京都港区西麻布1-8-12(六本木)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。