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2017年6月24日の大崎裕史の今日の一杯

東京都文京区御茶ノ水

14ヶ月ぶりの復活である。建物老朽化のために立て直しをしており、以前と同じ場所で本日(6/22)「復活」を果たしたのである。

店内に入っても大きく変化はしておらず、「本当に立て直したのか?」と疑問が沸いてくるほど。単に私が14ヶ月ぶりに来ただけではないのか?と思えるほどに、「同じ」ようなレイアウト。厨房内は前と同様によく見えず、結局、挨拶もできなかった。

ラーメンの方はどうかというと、これまた復活前(つまり前回の閉店前)に食べた味とほぼ同じ。おそらく変えてないものと思われる。ただ、今回は復活祝いでチャーシューメン930円にしてみた。

ここのラーメンは「究極の中華そば」である。(メニュー名はラーメン)
「究極」と言っても、珍しい食材や高価なものを使っているわけではない。無化調無添加にこだわってるわけでもない。(もちろん頼っているわけはない)
なのでもっと言えば「“究極”の普通の中華そば」である。店主が目指しているのもそこにある。だから食べてみても「フツーーーにおいしい」。実に「フツーーー」。「さんしょの木」でも使った言葉だが「フツーーー」に美味しいのは作るのが難しい。どこか特出させるとか、個性を出すとか、そうしがちである。しかしそこを我慢して「フツーーー」に仕上げて「フツーーー」に美味しく食べさせる技術は意外と簡単ではない。その陰には華麗な高等技術を使っているのだ。あえてそれは内緒にしておく。「フツーーー」に食べて2−3日後にまた食べたくなって、つい足を運んでしまう。そんな“究極”の普通のラーメンが復活したのだ。

お店データ

ラーメン大至

東京都文京区湯島2-1-2 佐藤ビル1F(御茶ノ水)

最高のシンプルなラーメンを創ることにこだわっているお店。「ラーメン」は透き通った醤油スープに中太縮れ麺の王道のビジュアル。

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。