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2019年3月21日の大崎裕史の今日の一杯

東京都世田谷区梅ヶ丘

私が初めて食べた「大勝軒」は、東池袋でも永福町でも日本橋でもない。
昭島にある「大勝軒」で40年以上前のこと。
高校時代から上京すると泊まっていたのは姉の家。姉は当時昭島に住んでおり、その50mほどの所に「大勝軒」があったのだ。子供の頃からラーメンを食べていた私は強烈な煮干しの香りに誘われ迷わずにそこに入った。
そこが「永福町大勝軒」系と知ったのは、それから随分後になってからだった。

「梅ヶ丘大勝軒」も「永福町大勝軒」系の古株である。しかし、2006年4月に閉めることになる。その理由は店主が昭島の「大勝軒」に移るから、という不可解なもの。自らの「梅ヶ丘大勝軒」を捨ててまで昭島の「大勝軒」に移る理由があったのか?

さて、「勝や」(梅ヶ丘)は「梅ヶ丘大勝軒」の場所でスタッフが受け継いで始めたお店。「昔のラーメン店って、こうだったよね〜」と思わせる店内の雰囲気。こちらの中華麺820円は通常でも二玉。それを麺少なめ(一玉)で注文。その場合はチャーシューかワンタンから選択できるので後者を選んだ。麺は草村商店。直接永福で修業はしていないがほぼ同系統と遜色ない味わい。昼頃だったがほぼ満席の人気。永福系もずっと愛されていくラーメンといっていい、と改めて思った。

参考までに「永福町大勝軒」の系譜
【永福大勝軒系】(順不同) 
大勝軒(永福町)東京都杉並区和泉3-5-3
大勝軒(一橋学園)東京都小平市学園西町1-20-7
大勝軒(昭島)東京都昭島市昭和町2-1-15
大勝軒(武蔵増戸)東京都あきる野市伊那891-9 
大勝軒(保谷)東京都西東京市東町3-14-32
大勝軒(一ノ割/春日部)埼玉県春日部市南4-21-3 
大勝軒(日高)埼玉県日高市高萩624-5 
大勝軒(狭山ヶ丘)埼玉県所沢市狭山ケ丘2-642 
大勝軒(東岩槻)埼玉県岩槻市東岩槻1-4-9 
大勝軒(東川口) 埼玉県川口市戸塚2-25-1 
大勝軒(北習志野)千葉県船橋市西習志野3-27-12 
大勝軒(淵野辺)神奈川県相模原市渕野辺2-6-24 

大海軒 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷657-5 
大勝軒(北海道七飯町)

大勝軒(大宮)
大勝軒(日吉)
大勝軒(三鷹)
大勝軒(飛田給)
大勝軒(河辺)
大勝軒(秋川)
大勝軒(稲田堤)

大勝軒(梅ヶ丘:閉店) 東京都世田谷区梅丘1-22-11
大勝軒(代田橋:閉店)東京都杉並区和泉1-9-10 
大勝軒(鹿沼台:閉店)神奈川県相模原市鹿沼台2-22-46
大勝軒(笹塚:閉店)

お店データ

中華そば専門店 勝や

東京都世田谷区梅丘1-22-11(梅ヶ丘)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。