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2017年4月28日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区小伝馬町

「大勝軒」という店名のラーメン店はあちこちにあるが、大きく分けると3つの系統に分かれる。つけめんの元祖「東池袋系」、煮干しが利いた「永福町系」、そして歴史的に一番古いのが「人形町系」。その最古の系列の最新店がオープン。

明治38年創業「人形町大勝軒総本店」の味を受け継ぎ、人形町で「大勝軒」→銀座にて「日本橋よし町」と名前を改め開業。しかし2015年6月に閉店。高齢のための閉店かと思ったら、なんと小伝馬町でまたしても店名を変えて復活!それがこの「日本橋大勝軒」。

メニューは中華料理店の麺類に近い。基本メニュー(金額の一番安いメニュー)はチャーシュー麺で900円。ランチと夜とでは微妙に金額が変わる。昼は税込、夜は税別表示。チャーシュー麺は夜だと840円(税別なので907円)。
今回は伊府麺(イフメン:トリネギメン)1100円を注文してみた。

伊府麺というのは、小麦粉を一滴の水も使わず卵だけで練って作った麺(全蛋麺)のことだったはず。一度茹で、さらに油で揚げて固めて保存。それを注文時にもう一度湯通しして食べる。
出てきたものは、かなりの細麺で若干平打ち。カップヌードルみたいな食感でもある。この麺だけが伊府麺なのか、他でも使っているのかは聞けなかった。

スープは鶏ガラベースの甘味ある優しい味わい。ねぎとチャーシュー細切りが目立つが野菜や椎茸なども入っている。
ラーメン専門店で食べるラーメンとは違い、中華系の味わいでおいしい。もう少しいろいろ食べてみたい。

お店データ

日本橋 大勝軒

東京都中央区日本橋本町3-9-11(小伝馬町)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。