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2021年3月30日の大崎裕史の今日の一杯

埼玉県東松山市

深緑白出汁+羅臼昆布と鮭節の中華そば(写真)

講談社発行の「ラーメン大賞」で言えば、新人賞の対象は昨年7月以降にオープンした新店。その基準で一都三県のラーメンデータベースの順位を出してみた。1位は「深緑」。そんなわけで、今回の紹介は「深緑」。(埼玉の頑張りが目立つ)

1.深緑@東松山市 94.53
2.人類みな麺類 東京本店@恵比寿 94.45
3.世田谷中華そば 祖師谷七丁目食堂@祖師ヶ谷大蔵 94.02
4.日陰@新川崎 93.17
5.麺屋 鈴春@本郷三丁目 92.44
6.綾川@恵比寿 90.12
7.中村@大宮 89.99
8.アキラ@川越 89.99
9.えどもんど@西日暮里 87.83
10.香麦@川越 87.81

話題の新店「FeeL」(青梅市)へ9時に行き整理券をもらったら14時20分。それまでの空き時間を利用して、東松山市の「深緑」へ行こう、というアイデア。ある意味、奇想天外。でも、私としてはこんなことでもないとこの2軒を片付けるのはなかなか難しかったと言える。

2020年9月20日プレオープン、9月24日グランドオープン。
「中華そば 四つ葉」のセカンドブランド。店の場所は最寄駅が無く、東上線高坂駅から約4.6km。
「FeeL」もすごいがこちらもスゴい。で、どちらも行列店という人気。
我々は10時頃に着いたのでもちろん先頭だったが、平日なのに開店時には15人ほどの並び。食べ終えたときには20人以上が並んでいた。ありがたいのは、11時開店なのに並びがスゴいと早めに開けてくれること。この日は10時45分くらい。開店前に並ぶ我々としては数分早くでも大変ありがたいし、嬉しい。

私が頼んだのは黒と白があったら白を頼むことにしているので「深緑白出汁」1100円とテレビ番組で紹介していた「羅臼昆布と鮭節の中華そば」1100円(写真)。あとで4杯全種類食べた人によると「その2種類はよく似ている味かも?」と言われたように、確かに印象としては似ていた。チャーシューはバラ、ロース、肩ロースから選べるので白出汁にバラを、鮭節に肩ロースを選択。(連食できるかどうかは事前にお店に確認済み)

トッピングは選択したチャーシュー以外に共通なのがなると、メンマ、青菜。白出汁のネギは白髪ネギ。鮭節の方は四角切り。黒出汁は小口切りとメニューによって変えている。

麺は北海道産小麦使用の自家製麺。

白出汁と黒出汁はベースが同じスープで
「六白黒豚の豚骨出汁 東京シャモ、村越シャモロック、ホロホロ鶏の鶏出汁 
 牡蠣、アサリ、はまぐり、伊吹いりこなどの魚介出汁 
 ごぼう、マッシュルーム、白菜などの野菜出汁 
 沢山の食材をバランス良く合わせたスープ」
そこに長野県松本市の大久保醸造淡口醤油にたくさんの乾物とともに火入れをし、熟成させた淡口醤油ダレを加えた物。

鮭節の方は「羅臼町産の昆布に旨味の強い羅臼産鮭節をたっぷり使用。「四つ葉」の地鶏スープと合わせたもの」というわけで、白出汁と鮭節は似た印象だったが実は内容は結構違ったものだった。ただ、どちらも優しくてホッとする味わい。昆布が効いてバックに鮭が香るイメージ。苦手な人はいないだろう、という優しくも旨味の詰まったスープ。

総じて、「四つ葉」もおいしいが、「四つ葉」以上の仕上がりなのでは?と思えるハイクオリティ。あえて、新店ランキングを挙げたが「これを新店に入れていいのか?」というレベル。そりゃ1位になるはずだ。(^^;

かなり印象が変わる「黒出汁」も「かつお節の中華そば」も食べに来なきゃ。。。

お店データ

中華そば 深緑

中華そば 深緑

埼玉県東松山市今泉297-11

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。