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2023年12月2日の大崎裕史の今日の一杯

愛知県名古屋市中区新栄町

特製中華そば 塩(1250円)

ミシュランで東京以外で初めて一つ星を獲った「ガチ麺(がちそば)道場」(愛知県豊川市)のDNAを受け継いで2023年6月オープン。「ガチ麺道場」は「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」で一つ星を獲得した伝説のラーメン店で2019年に閉店。店主はその後、豊橋に「麦の空」をオープン。豊川市の『二代目ガチ麺道場』は創業者のご子息のお店。

お店の場所は地下鉄東山線新栄町駅2番出口から徒歩1分の広小路通り沿い。伝説の店の流れを汲む店が名古屋市内で食べられるのは素晴らしい。そういう意味では名古屋で今年オープンした中では上位の話題店。
どうやら記帳制や整理券、あるいは待つ人のための椅子があったり、行列が出来ていた感じ。でも私が行ったとき(平日12時13分)にはギリギリすぐに座れた。券売機で特製中華そば塩を購入。店舗奥には製麺室があった。そこにある製麺機は創業者から譲り受けた物とのこと。
「ガチ麺道場」創業者のもと(「麦の空 GACHI SOBA DOJO」豊橋市)で修業し、麦にこだわる自家製麺を主役にしたラーメンを提供。全メニューに専用麺を用意。最初に麺を考え、それに合うスープを作るという。「麦の空」インスパイアの麺を意識し、モチモチ感とコシを大切にしている。そんな個性的な自家製麺がすごい。他では食べられない、というかあまり食べたことが無い麺。モチモチ、つるつる、しなやか、コシ有り。ちなみに同じ中華そばでも醤油と塩では麺を変えている。
具はラーメンの方に豚チャーシュー(バラとロース)、ドライトマト、蓮根、ブロッコリー、エリンギが盛りつけられ見た目も綺麗。特製分が別皿なのかな。味玉、バラ海苔、チャーシュー、野菜など。
スープはあっさり清湯塩味。動物系を使わず、すっきり煮干しと昆布のみでまろやかな塩味。上品で実においしく完食完飲。

首都圏では和え玉が増えているが、こちらは追いそば(350円)。連食予定なので頼まなかったが多くの人は頼んでいる様子。麺をウリにしている店なのでこのスタイルは定着しそう。
個人店舗ではなく三重県津市にあるグルマンズ株式会社が運営。いろんな飲食をやっている会社でラーメンは初めて。

お店データ

中華そば 麦の星

中華そば 麦の星

愛知県名古屋市中区葵1-22-14(新栄町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。