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「中華そば(並)」@まさごそばの写真2022年10月8日(土)

本日の2軒目は長年の念願であったこちらの店を初訪問。

言わずと知れた「高山ラーメン」発祥とされる老舗中の老舗です。

11時14分に到着すると、店の前では20名の先客が入店を待つ状況です。

並ぶ事45分ほどで店内に案内され、席に着いて「中華そば(並)」を注文すると9分ほどで待望のラーメンが到着です。

漆黒に染まったスープには刻みネギが浮いていて、緩やかに縮れた細麺の上にはチャーシューとメンマが乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、濃密でいて円やかな醤油の風味と共に、淡麗でいて輪郭を保った出汁の味わいが口の中に広がります。

高山ラーメンのスープは一般的に鶏や魚介と思っていたものの、こちらのスープの軸となる旨味は明らかに豚である様な気がします(汗)

スープからは魚介節の風味と共に野菜的な甘味を感じる一方、その奥底からは椎茸由来と思しき微かなグアニル酸の気配を感じます。

尚、店外では鰹節の強い香りが漂ってはいたものの、実際にスープを飲んでみると鰹節の存在感は想像以上に控えめである印象です。

また、醤油と魚介と重ねると酸味が出がちではあるものの、このスープからはその様な酸味が一切と言って良いほど感じられません。

一方、醤油の色が濃いめな割には塩味が適度に抑えられていて、尚且つ加糖で与えた人工的な甘味も至って希薄である様に感じます。

次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、微かに粘りを帯びた歯触りと共に仄かな小麦の風味を感じます。

そして、細麺にはスープが潤沢に絡み込み、噛み締めると麺の甘味とスープの旨味が重なる事で味わいにさり気ない膨らみを生み出します。

次にチャーシューを食べてみると、小振りな豚バラ肉のロール煮豚が若干厚めにスライスされています。

肉質はムッチリとした弾力を保っていて、噛み締めると穏やかな醤油の風味と共に赤身の旨味や脂身の甘味が舌に極めて鮮明に伝わります。

食べ終えた感想ですが、御当地ラーメンとしての個性や郷愁を保ちつつも、万人が食べ易い味わいに上手く纏められている様に感じました。

因みに、私が店を出た時には行列が既に50名近くまで伸びていて、とても創業から84年を経た老舗とは信じ難い異常なまでの人気振りです(滝汗)

尚、初代は東京でラーメンを覚えたそうですが、東京で初めてラーメンに魚介を使用した「丸長」ですらこの店から9年遅れての開業です。

魚介とは縁遠い高山であるにも関わらず、荻窪ラーメンの発祥である「丸長」より先に魚介を取り入れている点は極めて興味深い事実です。

改めて高山を訪れる機会があれば、次回はそうした疑問を胸に抱きつつも、歴史の重みが刻まれたこの味わいを再び堪能したいと思います。

ご馳走さまでした。

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